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心臓血管外科医

土屋 紘一

​-専門分野-

​大血管を中心とした心臓血管外科

​-専門医等-

日本外科学会外科専門医

下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術の実施基準による実施医

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航空産業を目指した少年時代

中学生の頃まではパイロットになりたいと思っていました。視力が悪く、乗るのは諦めましたが、それなら作る方へ!と地元の名古屋大学工学部の航空学科への道を考えていた時期もあります。いまだに思うことですが、0から1を生み出し、1からさらに発展させる技術者の方々を本当に尊敬しています。乗り物に興味があるのは、父親が大手自動車メーカーに勤務していたことが影響しているのかもしれません。昔はセキュリティが緩かったのか、よく父親の職場に連れて行かれたり、工場に遊びに行ったりしていたのを覚えています。なので、乗り物関係は鉄道も含めて基本的に好きですね。

ステントグラフトとの出会い

前述のとおり、実家が医師の家系という訳ではないのですが、通っていたのは医学部進学率が全国でもトップクラスの高校だったため、医師の道を志したのも自然の成り行きでした。自分が医師になったら外科系に進みたいな、とは考えていました。

外科系だと消化器、呼吸器、脳、心臓、血管などありますが、医学生の当時はステントグラフトのちょうどはしりで、いろいろな製品が出始めた時期でもあり、それらを使った手術を見て「これはおもしろい」と思ったのが、心臓血管外科に進んだ最初のきっかけです。

卒業後はそのまま大学に残り入局し、その後ステントグラフトや開胸手術の研鑽を積みました。そしてさらにカテーテル技術を上げるべく、放射線科でのスキルも磨きました。そのまま放射線科で続けるか、あるいは心臓血管外科に戻るかをちょうど考えていたときに「やっぱり(心臓血管外科に)戻ってやりたい」と改めて思い、当院に着任しました。

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コミュニケーション力の重要性

患者さんに対しては、できるだけ近い距離感で明るく接するようにしています。受診される患者さんの多くは、両親とほぼ同世代の方がほとんど。そういう方たちに対して敬意を持つのは当たり前のことですし、自分の伝えたいことをしっかり伝え、相手にも伝えたいことをしっかり伝えていただくといったスタンスも、コミュニケーション能力の一つと考えます。そのために、例えばコンビニの店員さんとのやりとりなどといった日常生活のコミュニケーションから意識するように心がけています。

外来時間はおよそ5分。そこで患者さんからすべての情報を聞き出すことはできないと思いますが、できるだけ言いたいことを全部言ってもらい、それに対する最善の解決策を出せるように努めています。自分の多趣味な性格も功を奏して“広く浅い知識”が患者さんとの会話の種として役立っています。

研修医時代を知る看護師さんに「医師としての腕は上がったけど、性格はまったく変わらないね」と言われることがあります。自分にとってはすごくありがたい褒め言葉です。

手術とモータースポーツの共通点

学生時代はアーチェリーや硬式テニス部に所属していましたが、現在も続けているのはモータースポーツですね。鈴鹿などのサーキットで、愛車のWRX STI、ランエボ、ロードスターを走らせています。レースっておもしろくて、コーナーリングの角度が少しでもずれちゃうと次のコーナーのスピードが遅くなってタイムが落ちるとか、バックストレートでより加速させたいから手前のコーナーをどう入るか、といったことが毎回、1周1周で変わってきます。1箇所の運転操作の影響が、レースのすべてに現れるのがモータースポーツの醍醐味です。

手術もある程度習熟してくると、手順が身について、手術中に起こる様々なことに都度対処していきながら進めていきます。同じ様にモータースポーツも「ここでハンドルを切る」「ここは何キロ」などといった決まりごとのもと、路面状況や前方の車の状況などから、運転を調整しながらゴールを目指します。局面に応じた最善の判断が瞬間的に求められるという点において、結構似ていると感じています。

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鹿児島を満喫したい

これまでほとんどの都道府県に足を運んだことはありましたが、鹿児島県は初めての上陸でした。実は船舶一級免許を持っていますので、鹿児島の離島を自分の操縦で探検できれば素敵ですね。種子島からロケットが発射される様子もぜひ見学してみたいです。

鹿児島ではのんびりドライブも楽しみたいので、おとなしい車に乗り換え検討中です。

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